僧侶的  いま・ここ

仏教とは、仏の教え、つまり、ものの見方の事                 【禁】複製・転載

本音

とある葬儀社の経営者の言葉。

「今、家族葬や密葬、それに直葬といって、格安のギリギリの葬儀プランを組んで売ってるけれど・・・実際、最近は、安い施行というか、利益にならないのが多いんだよね。」

「真面目にやれば、厳しいよ数字は。」

「お得だとか安いとか、そんな宣伝に飛びついてくる人が多いの。
 騙されるだの、ぼったくられるだの、マスコミが煽るもんだから、警戒しちゃうのかね?」

「正直な話、自分の親が死んだ時、そんなプランで葬式するかといえば、絶対、やらないよ。」

「だって、あんな祭壇とか棺じゃあさ、親に申し訳ないもの。
それに、あの収骨では寂しすぎるよ。可哀想だね。」

「今、葬儀には様々な選択肢が用意されてるけど・・・よく、考えなきゃね。
後悔するぐらいなら、よく調べなきゃ。」







火葬場の炉にも、ランクがある。
特賓室 特別室 最上等の三種類。炉は同じだが、収骨室が異なる。




記事の続き
葬儀・法事


8 Comments

やり逃げ?

1周忌と併せて納骨の法要の依頼があった。
自宅で1周忌をし、都内の公営霊園に納めたいという。

拙僧「お葬式をしてもらったお坊さんに頼まれてはいかがですか?」
施主「いえ、連絡がつかないのです。名刺を頂いたのですが・・・」
拙僧「どちらのご紹介ですか?」
施主「葬儀社です」
拙僧「ならば、その葬儀社さんから連絡を取ってくれるはずですよ。
   葬儀の時に、担当してくれた方に聞いてみて下さい」

数日後、お施主さんから再び電話があった。
葬儀社からの連絡で、その僧侶は多忙のため法事の約束ができないから、と言われたとの事。

施主「で、お願いできませんか?」
拙僧「じゃあ、お受けしましょう。私は多忙ではありませんし・・・」

ご法事の日、施主宅にて。
故人の親族や友人の方々が15人ほどがお集まり。
別れた故人を偲ぶ情よりも、口にされる言葉は
葬儀にきた僧侶への不信や葬儀社への不満ばかりが次々と・・・

そして、ご法事をはじめる時に、お位牌を見てびっくり。
位牌に彫られている戒名に、誤字が。しかも、2文字もありました。

拙僧「この戒名は、なんてお読みするのですか?」
施主「いや、よく解らないのですが・・・どう、読むのですか?」


何も知らない人が、悪いのか?
何も知らない人は、騙され易いのか?

通夜と葬儀と戒名と初7日で、お布施として、合計80万円を請求された挙句、この誤字の戒名。
院号を特別にサービスしておきました、と、坊主に言われたとの事。
葬儀後、お布施を葬儀社と折半したかどうかは知りませんが・・・

拙僧「お葬式をしたのは曹洞宗のお坊さんですか?」
施主「はい。そう、言っていました。」

自称僧侶?自称曹洞宗?それとも・・・?

仏壇店は、白木の位牌を見て原稿にし、位牌を彫ったのでしょう。
石材店も、白木の位牌を写し手本にし、霊園の墓誌に刻んだのでしょう。

通夜葬儀に集まった親族や友人で、誤字に気付いた人はいなかったのか?
それとも、坊主に間違いを指摘して、七代まで祟られると思ったのか?


漢字テストなら、間違いなく×だろうに・・・



誤字でも戒名か?

誤字なのに戒名か?



記事の続き
葬儀・法事


14 Comments

お持込料

先日、ご法事の依頼がありました。
この方は、お檀家ではなく、グリーフワークの会でご縁ができた方です。
ご主人様の7回忌ということで、某民間霊園でお勤めしました。

ご法事を終えての設斎での話。
施主「お持ち込み料という事で、霊園から壱万円を請求されました」
拙僧「何を持ち込んだんですか?」
施主「法慧さんの事ですよ」

お持ち込み料って?、
施主が、縁のある僧侶に法事を依頼をし、その僧侶を霊園に<持ち込み>する料金の事。
僧侶の同行料もしくは入山料の名目で請求される。
壱万円の価格設定が多いようです。
因みに、お塔婆にも持ち込み料が発生します。お塔婆1本につき、千円。

霊園が紹介する僧侶には、当然、持ち込み料はかからないけど・・・
霊園によっては、僧侶の紹介手数料として壱万円を請求される、と聞く。

持ち込んでも壱万円、紹介されても壱万円。
でも、壱万円あれば・・・?



記事の続き
葬儀・法事


10 Comments