僧侶的  いま・ここ

仏教とは、仏の教え、つまり、ものの見方の事                 【禁】複製・転載

慈経

「政治とは生活」と宣言する政党もある。
「宗教とは生活」と宣揚する宗派もあってよさそうものだ。




よく教えの道理を会得したる者が
自由の境地を得てのちになすべきことはこれなり
有能、率直、そして端正なること
よき言葉を語り、柔和にして、高慢ならざること

足ることをしりて、養いやすきこと
雑事にかかわらず、簡素に生きること
五根をきよらかにして、聡明、謙虚なること
檀越の家におもむいて貪りなきこと

汚れたる業をなして識者の非難をうくることなかれ
ただ、かかる慈しみのみ修すべし
生きとし生けるものの上に
幸いあれ、平和あれ、恵みおおかれと

たとい如何なる生を受けし者も
恐れにおののく凡夫も、悟りて恐れなき聖者も
丈たかき者も、その身大いなる者も
中ほどの者も、小さなる者も、いうに足らざる者も

目に見ゆるものも、見えざるものも
遠くにあるものも、近きにあるものも
すでに生まれし者も、やがて生まれくる者も
生きとし生けるものの上に幸いあれ

たがいに他者を欺くことをせざれ
いずこ、なにものにも、軽賎の思いをいだくなかれ
憤りにかられ、あるいは、憎しみのゆえに
他者の苦しむをねがうべからず

あたかも母たる者がその独りの子を
おのが生命をかけて守るがごとく
すべて生きとし生けるものの上に
限りなき慈しみの思いをそそげ

まことに、一切の世間のうえに
限りなき存在のうえに、この思いをそそげ
高きところ、深きところ、また四方にわたり
怨みなき、敵意なき、限りなき思いをそそげ

立つにも、行くにも、坐すにも、臥するにも
いやしくも眠りてあらざるかぎり
力をつくしてこの思いを抱くべし
ここに聖なる境地というはこれなり
   
          「慈経」『スッタ・ニパータ』


南方仏教において、この経典はいつでもどこでも唱えられてるそうです。



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禅語・仏教語・言の葉


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言の葉 〔11〕

爾は、玉をもって宝となす。
我は、その玉を受けざるをもって宝となす。 
                     『韓非子』喩老扁



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宋の野人、耕して玉を得、これを司城の子罕に献ず。

子罕、受けず。

野人請いて曰く、此れ宝なり。願わくば相国、これを賜となしてこれを受けよ

子罕曰く、子は玉を以って宝となすも、我は受けざるをもって宝となすなり  
                         『呂氏春秋』


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本来の面目

成仏の道とは、自心を悟る是なり。
自心と云うは、父母も未だ生まれず、わが身も未だなかりしさきよりして今日に至るまで、移る変わることなくして一切衆生の本性なる故に、是れを本来の面目と云へり。

                『抜隊仮名法語』 「成佛の直路」


     ・・・蝸牛の歩みの遅くとも 一歩、一歩の菩提心

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