僧侶的  いま・ここ

仏教とは、仏の教え、つまり、ものの見方の事                 【禁】複製・転載

アンテナ

先日、川崎いのちの電話の特別公開講座で、脚本家の山田太一氏が講演がありました。


最後に、氏はこのように結びました。


「人間は、集団の中にいるだけで、たくさんのことを学んでいるんじゃないかな。
言葉なんて交わさなくても、他人と一緒いるだけで、何か栄養みたいなものを、人間はいろいろ吸収しているのではないか、と思うのです。

電車でヘッドホーンをしている人がいるでしょう。
あれはもしかしたら、ものすごくもったいない事なのかもしれません。

渋谷の有名な、あれはなんでしたっけ。スクランブル交差点? 
あの交差点を5回も歩いたら、あんがいそうとう学ぶ事があるのかもしれない。

もし人間というのが、ただ他人と空間をともにするだけで学ぶものがあるならば。
外に出て、人ごみの真っ只中を歩くのも面白いかもしれません」





聞いていて、ふと、この歌を思い出しました。
遍く照らす月の光は、心のアンテナを澄まさないと届かない。




月影の いたらぬ里は なけれども
          ながむる人の 心にぞすむ       法然上人





MEMO

1、最善は善の敵

2、「おれがイモ食って、おまえから屁が出るか」   寅さんの台詞

3、門<かど>を出て 故人に逢ひぬ 秋の暮    与謝蕪村

4、生きる悲しみ

 
禅語・仏教語・言の葉


6 Comments

Comment

人ごみ

人間好きなのに、人ごみを歩くと疲れるから嫌いという人がいます。
逆に、人間嫌いなのに、人ごみを歩くと落ち着くとか、元気になるとか言う人もいます。
どちらがどうなのかわかりませんが、でも、やっぱり何か交流してるんでしょうね。
2008/01/31(Thu) 23:45:25 | URL | ぽあん [ Edit]

ぽあんさん

思い込みや先入観、そして、偏見によって、自分で自分の視野を狭くしてしまうのは、もったいないですよね。
アンテナのメンテを忘れないようにしましょう。
2008/02/01(Fri) 06:27:19 | URL | 慧 [ Edit]

人ごみの中で 何かをつかんだり
静寂の中で 何かを見つけたり…。
どちらにしても
心のアンテナは ピンと
張らせていなければいけませんね。
2008/02/01(Fri) 10:54:46 | URL | 白蓮華 [ Edit]

月の光に・・

気づかない人もいれば、気づいても無視をしたり、月の光の美しさに心を開かない人もいます。
人と人との関わり合うこの世界では、気づけない人には気づかせればよい、拒絶する人には拒絶するという‘個’を認めればよい、・・・でも気づいても無視する人こそが多くなっているように感じます。
2008/02/01(Fri) 12:36:05 | URL | 南無なむ子 [ Edit]

白蓮華さん

感じ取る力を磨くのに、法然上人のところではお念仏をし、禅宗は坐る。
そんな時間が大切ではないか、と思います。
2008/02/01(Fri) 16:00:01 | URL | 慧 [ Edit]

南無なむ子さん

月の光とは、真理や真実の喩え。
価値観の多様化したした時代の中であっても、本当に大切なものは変わらないのではないかな。

大切な故人様は、何を遺して逝ったか?何を持って逝ったか?
葬儀や法事は、そんな学びの場でもあると思うのです。
2008/02/01(Fri) 16:05:14 | URL | 慧 [ Edit]
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