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11/04/2007 Sun 20:08 |
他己
夕方、かったるそうにレジを打つ30前の店員。
小銭を取り出すのに手間取っている老婆に、小さく吐き捨てた。 「うぜぇ、早くしろよ」 1時間なんぼの仕事にさえ、プライドが持てないのか? こんな店員を雇い、使いまわして捨てるのも、これもまた、雇われの店長。 「母子家庭になったおかげで、市営住宅にも入れたし、手当ても結構、貰えるの」と、カウンターで、寿司をほおばりながら語る女。 「5年前に離婚届けをだしてさ、でも、実は、・・・ずっと、旦那と暮らしてるのよ、凄いでしょ。だって、こんな時代、真面目にやったら、貯金もできないわよ。 子供?いるわ。小学生と中学生の二人の息子」 利権目当ての偽装離婚。 その親の背中は、どんなふうに、子供に映るのだろうか? くすねた金じゃあ、うまい酒は飲めやしない。 大きなバイクを買っても、任意保険に入らない理由は、「金がないから」 高級車を転がしても、娘の保育料を払わぬ親。 ブランド物のバッグを持つために、「援助」を求める女。 そりゃあ、いい物はいい。でも、本当はどうなのか? 消費による自己実現。晦まされた人の価値。 自由とはお金の事かい? 道元禅師は、他にも己という字をつけ、他己<たこ>と現した。 自分と他人ではなく、自己と他己。 自分と他人の二つではなく、己ひとつ。 ふたつの対立の世界ではなく、へだてのないひとつの世界。 己ひとつの世界だよ、と。 自分の物は俺の物、他人の物も俺の物とするのは、蛸野郎の論理。 他己、それは、他もまた己にほかならぬ事。 自己とは、自分に現れた己であり、他己とは、他に現れた己の事。 つまり、すべてが己。 己ひとつが解れば、老婆が己の姿と重なるだろう。 己ひとつが解れば、世間を騙す事は、己自身を騙す事に気付くだろう。 己ひとつが解れば、この命もその金も、預かり物だと知るだろう。 己ひとつの世界だからこそ・・・愛おしいのだ。 MEMO 1、そんかとくか 人間のものさし うそかまことか 仏様のものさし 相田みつを 2、他己紹介、他己診断、他己分析、他己評価 |
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法話 12 Comments |
Comment
うぅ〜む、強烈ッ!
「自己紹介」
仏教的に考えれば、本来「自己紹介」なんてありえない。
なぜならば、自己とは、他者の反映に他ならないから!
「私」のことを誰も知っていないところでならば、どんな「自己紹介」であっても、それを「正しい」と保証する者がいない。つまり、自己申告をもって「真実」としなければならない。
ね、こんなこと、おかしいでしょう!?
かつて、郵便局で見た標語。
「あなたが、『あなたである』と証明するものを持ってきてください」
自分が何ものであるかを証明するのは、自分ではなくて、他者。
だから「他己」というのだろう、他者存在あっての自分。
(なんか、今日はいろいろと考えさせられる一日だ)
なぜならば、自己とは、他者の反映に他ならないから!
「私」のことを誰も知っていないところでならば、どんな「自己紹介」であっても、それを「正しい」と保証する者がいない。つまり、自己申告をもって「真実」としなければならない。
ね、こんなこと、おかしいでしょう!?
かつて、郵便局で見た標語。
「あなたが、『あなたである』と証明するものを持ってきてください」
自分が何ものであるかを証明するのは、自分ではなくて、他者。
だから「他己」というのだろう、他者存在あっての自分。
(なんか、今日はいろいろと考えさせられる一日だ)
なるほど。
少し前に「自分にとっての最善を尽くす」のではなく
「自分に出来る最善を尽くせ」と言う言葉に出会いました。
それが自分にとっての最善にも成り得ると。
「自分に出来る最善を尽くせ」と言う言葉に出会いました。
それが自分にとっての最善にも成り得ると。
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大閑道人さん
おかげさまで、合格しました。
話す度に、力不足を感じております。
もっと、祖録に親しみ、もっと、坐らなければと思っております。
話す度に、力不足を感じております。
もっと、祖録に親しみ、もっと、坐らなければと思っております。
あべっちさん
自分という小さな塊だけのやりとりでは、もったいないと思いますよ。
自己という塊を持たぬ歩みをしたいものですね。
自己という塊を持たぬ歩みをしたいものですね。
御礼
ご縁をありがとうございます。
思いを言葉にできるお力、尊敬いたします。
思いを言葉にできるお力、尊敬いたします。
私の近くにもいます。
同じような人。
満足げな顔をして
語るけれど
本心はどうなのか…?
私は 瞳の奥を見てしまう。
同じような人。
満足げな顔をして
語るけれど
本心はどうなのか…?
私は 瞳の奥を見てしまう。
ローリングストーンさん
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
このご縁を喜んでおります。
週に一度程度の更新ですが、思うところを綴っております。
このご縁を喜んでおります。
週に一度程度の更新ですが、思うところを綴っております。
白蓮華さん
幸せは他者との比較のなかにはない、と思います。
瞳の奥が濁らないように、お互い心がけましょう。
瞳の奥が濁らないように、お互い心がけましょう。
タガが外れてることが是?
悲しいですね、そういう話は・・・
そういえば故渥美清さんも生前、駅で切符を買おうと思ったら買い方がわからなくて困っていたら後ろの学生みたいな若者が「おじさん、わかんないの?俺買ってやる」と買ってくれたのはいいんだけど、明らかに自分を邪魔扱いしている。
「モタモタしやがって、この親父」というすごい敵意を彼から感じた。1日中嫌な辛い気分だったと述懐したことを思い出しました。
自分も知らないうちに、そんな態度を取ってないかな・・・怖いです。
そういえば故渥美清さんも生前、駅で切符を買おうと思ったら買い方がわからなくて困っていたら後ろの学生みたいな若者が「おじさん、わかんないの?俺買ってやる」と買ってくれたのはいいんだけど、明らかに自分を邪魔扱いしている。
「モタモタしやがって、この親父」というすごい敵意を彼から感じた。1日中嫌な辛い気分だったと述懐したことを思い出しました。
自分も知らないうちに、そんな態度を取ってないかな・・・怖いです。
ひろみつさん
己ひとつの世界に気付き、それを体現し、深めていく歩みをしたいものです。
まず、損か徳かではなく、嘘か誠かを、己に問わなければなりませんね。
まず、損か徳かではなく、嘘か誠かを、己に問わなければなりませんね。
「貧しさ」とはなんだろうか、と思う。
「11月5日 貧乏は恥辱ではない」
これは、ひろさちやの日めくり法話
http://www.shikisha.co.jp/seminar/365.php
を読んだ直後の法慧さんの嘆息!
「宗教とは、生活なり!」と喝破したあなただからこそ、視野に飛び込んでくる現実!