|
05/05/2008 Mon 09:03 |
境涯
老病覚来不能寝 老病覚め来たって寝る能わず
四壁沈々夜正深 四壁沈々として夜正に深し 燈無焔爐無炭 燈に焔無く爐に炭無し 只有凄凉枕積衾 只凄凉枕衾に積る有り 不知何以慰我心 知らず何を以て我が心を慰めん 暗曳烏藤歩庭陰 暗に烏藤を曳いて庭陰を歩す 衆星羅列禿樹花 衆星羅列す禿樹の花 遠渓流落無弦琴 遠渓流れ落つ無弦の琴。 此夜此情聊自得 此の夜此の情 聊か自ら得たり 他時異日向誰吟 他時異日誰れに向かつて吟ぜん 老いさらばえて、なかなか眠りにつけない 闇が暗くのしかかり、夜のとばりが深い 燈の明かりはなく、爐に炭の火も残ってない 名状しがたい寂しさの塊が、私を捉えてはなさない どうしたら、この心を慰めることができるだろうか 暗闇の中、杖に身を任せ庭に出てみる 満点の星が光を放ち、木々に花を咲かせているようだ 谷川の柔らかな音は、まるで琴を奏でているようだ 「嗚呼、生きていてよかった」と、跪き手をあわせてた この事を共有してくれる友はいるだろうか 同じ言語を使用し、同じものを見、同じことを体験したとしても、 その境涯によって、その意味するところは異なる。 星のきらめきや谷川のせせらぎを、己の命とする人もいる。 楽しい時やハッピーな時は、悲しい時や辛い時よりは、居心地はいい。 そう、居心地はね。 朝、新聞をめくりながらインスタントのコーヒーをすするのが、いつもの朝食。 妻は起きてこず、やさぐれ娘は帰ってこない。 片道2時間かけて、職場へと向かう。 人の使い方をしらない上司、同じ人間とは思えない部下。 取引先からはクレームの電話。 頭を下げ、怒鳴り、媚びる。 陰で何と言われているくらい、俺だって知ってるさ。 雲行きは変わることなく、「定年まで、あと2年」と自分に言いきかせる。 そんな気だるい午後であっても、世界中が敵に思えても、死んでしまいたいと思う状況にあっても、 ・・・しかし、いのちの風光は輝いているのだ。 楽しい時やハッピーな時は、悲しい時や辛い時よりは、居心地はいい。 ・・・でも、それだけのこと。 幸せは居心地の良さではない。 記事の続き |
|
禅語・仏教語・言の葉 4 Comments |
|
03/04/2008 Tue 10:05 |
待合室
親の死・・・あなたの過去を失うこと
配偶者の死・・・ あなたの現在を失うこと 子どもの死・・・あなたの未来を失うこと 友人の死・・・ あなたの人生の一部を失うこと 『愛する人を亡くした時』 グロールマン 彼らは配偶者の死に接して見るまに気力を失い、自分の人生を身の毛もよだつような「死を待つ待合室」に変えてしまう 『慰めの手紙』 ヘンリ・ナウエン それでも、生きる事。それでも、生きる事。それでも、生きる事。 ・・・そこから、生きる事。 記事の続き |
|
禅語・仏教語・言の葉 7 Comments |
|
02/17/2008 Sun 17:41 |
地蔵真言
お地蔵様とのご縁のおかげで、私は出家する事ができました。
以来、『地蔵菩薩本願経』を毎月24日に読誦するようになり、 ご縁のある人には地蔵真言を勧めております。 地蔵真言 唵訶訶迦昆三摩曳娑婆訶 おんかーかーかーび さんまーえいそわか ※【連絡】 18日から22日まで、所要のため電話に出られません。 お急ぎの方は、メールにてお知らせください。 すぐにお返事できない場合もありますので、ご了承ください。 記事の続き |
|
禅語・仏教語・言の葉 3 Comments |